2019年 9月 6日、晴れ後ガス一時雨
2019年 9月 7日、晴れ
朝5時前、ヘッデンを点けて登り始めたが、すぐに明るくなってきた。
さっきまで夜景がキレイだった富山の街も朝を迎えた。
すぐに標高2400m地点、森林限界。
早月小屋が、とっても小さくなりました。
室堂の建物が見えます。
そして、剱岳本峰の登場です。
この岩、一目見たとき「どうやって登るの?」って思いましたが、近づいてみるとスタンスは問題なくありました。
標高2600m地点。
剱岳がだんだん近づいてきます。
小窓尾根の不気味な迫力に圧倒され。
下を見ると、高所恐怖症の私は吸い込まれそうな錯覚に鳥肌が立ちました。
室堂のみくりが池に煙がかかり、その向こうに「薬師岳」。
標高2800m地点。
この辺りからが、早月尾根の核心部となります。
午前7時過ぎ、剱岳からお日様が登場。
早月尾根は西から東へと登るため、朝は逆光となります。
まぶしくて、お日様を手で隠しながらルートを確認して岩場を登りました。
早月尾根を振り返る。
だんだん岩場の険しさが増してきます。
でも、昨日のような延々と続く樹林帯の急登とは違い、程よい緊張感と周りの絶景で気が紛れます。
そして、やってきました「カニのハサミ」。
スタンスとしてボルトが一本打ち込まれています。
私が体重を乗せたら、少し「グニャッ」ときたので、その先の岩に足を乗せました。
別山尾根が迫ってきて。
別山尾根を登ってくる人々が確認できます。
別山尾根の分岐の看板が見えました。
頂上までもう少し!
そして、剱岳頂上2999m。
頂上は大混雑。
祠の前での記念撮影も多数の人で順番待ちでした。
それにしても素晴らしいお天気です。
日本アルプス全ての山々が見渡せそうな勢いでした。
それでは頂上からの展望です。
まずは後立、白馬岳。
五竜岳。
遠くに富士山。
白山。
そして、剱沢を見下ろします。
ズームすると、テントがイッパイ。
「カニのヨコバイ」はたくさんの下山者で渋滞しているのが見えました。
その点、早月尾根は渋滞の心配などありません。
別山尾根と比較すると、10分の1程の登山者数だそうです。
さて下山です。
これから標高差2260mを下ります。
想像しただけでもウンザリしますが・・・。
これが今回一番の核心部に思えました。
それからしばらくして・・・
馬場島の登山口がやっと見えました。
昨日の朝に続き「試練と憧れ」の碑を前にして、自分が誇らしかった・・・。