蓼科山(蓼科牧場より)

2019年 4月28日、晴れ

上信越道碓氷峠を抜けると、真白な北アルプスが壁となって現れた。
感動ものである。

平成最後の山行。
連休前半、唯一の好天日を狙って蓼科山へ。

登山口の蓼科牧場に到着すると、蓼科山がキレイに見渡せた。

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まずは営業を終えているスキー場のゲレンデを上ります。

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それにしても「寒っ!」

久々に霜柱を見ました。

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ゲレンデを上りきり、振り返ると穂高・槍!
うっとりと見入っていると、温まった体がすぐに冷え切ってしまいました。

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こちらはスキー場のゴンドラリフト山頂駅近くにある、恋人の聖地の「幸せの鐘」。

こういうのを見ると、鳴らしたくなるのが人の性。
おっさんが一人で鳴らすとヒンシュクを買いそうですが、周りに誰もいないことをいいことに!

 「カーーーン!!!」

と同時に自分の耳が!

 「キーーーン!!!」

ヒモを振ってもなかなか当たらなかったので、勢いをつけて思いっきり振り抜いてしまいました。
たぶん、蓼科山頂まで鳴り響いたと思います。

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こちらは有名な「諏訪の御柱」。

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ここから登山道となります。
前日降った雪がうっすらと積もっておりました。

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すぐに七合目登山口。

まだ道路が冬季閉鎖中のため、ここまで車でくることはできません。
でも、車が数台停まっていました。

 「何で?・・・」

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徐々に雪深くなり、標高が2000mを超えた辺りでアイゼン装着。

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登山開始から約2時間程で、将軍平・蓼科山荘に到着。
山頂が目の前。

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森林限界となり最後の急登。

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振り返ると浅間山が見渡せました。

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そして蓼科山山頂、2531m。

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だだっ広い山頂からは、日本アルプスの大展望!
どこの山にも雲一つかかっていません。

南側から時計回りの展望です。

まずはすぐ南に、赤岳を主峰とする八ヶ岳南部の山々。

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こちらが中央アルプスの山々。
空木岳木曽駒ケ岳

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美ヶ原の向こうに、立山剱岳

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こちらは後立山連峰
鹿島槍ヶ岳五竜岳、巨大な八方尾根の向こうに白馬三山。

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そして、北側に浅間山

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いやぁ~、いくら見ていても飽きませんね~。
この大展望をずっと見ていたかったのですが!・・・
動いていないと寒さが限界・・・。

でも、この日の感動はこれだけではありませんでした。

七合目登山口まで下山し、お弁当を食べていると!
近くにいた外国人が、空を指さし興奮気味に何か叫んでいます。

 「*#%?@!&¥・・・」

自分もその方向に目をやると・・・
蓼科山上空に!

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後から知りましたが、「環水平アーク」というたいへん珍しい現象だそうで、北アルプスからも見えたらしいです。

その後、スキー場の観光用ゴンドラの誘惑にも負けず、ゲレンデを下り蓼科牧場に戻ると、朝はいなかった動物達が屋外に放牧されていました。

すると、一頭の羊が近づいてきて。

「ゆず」って名前なのね~。
毛を刈られちゃって寒そう!

食べ物が欲しくて近寄ってきたのでしょうか!?
持っていた食べ物はドーナッツしかなく、あげようかと思いましたが・・・
さすがにドーナッツはマズイと思い、あげませんでした。

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連休前半、唯一の好天日ということでしたが、人も少なく静かな山行を楽しめました。