燕岳(中房温泉より)
2020年10月26日(月)、快晴
早朝、中房温泉に通じる狭い林道を、道路に座り込んで動かないお猿さんを避けながら運転し、登山口の駐車場に6時30分に到着した。
するとっ、予想だにしなかった状況に!
「えっ!?・・・」
三つある駐車場のうち、登山口に近い方から二つは満車・・・
シーズン中は駐車場の争奪戦になることは知っていましたが、山の上は雪降る季節となり、しかも今日は平日・・・
ビックリです。
空きのある第三駐車場は、約3割程しか埋まってなく、まだまだ余裕がある状況でした。
車を停めた第三駐車場から登山口まで歩いて約12分。
登山口に一番近い第一駐車場と5分位しか違わないと思います。
高度計を登山口の標高に合わせて7時ちょうどにスタート。
しょっぱなからそれなりの登りとなります。
登山口から約30分で第一ベンチに着きました。
暑くて着ていたフリースを脱ぎ、再スタート。
雪が現れはじめました。
第二ベンチを過ぎると南側の視界が開けました。
雪山の冬と紅葉の秋が一緒となるこの時期ならではの景色ではないでしょうか。
標高が高くなるのと比例して、雪の量も段々増えてきます。
アイゼン等、滑り止めなしでは厳しくなってきました。
合戦小屋に到着。
すでに営業は終わってしまったようです。
合戦小屋でアイゼン装着。
合戦小屋から少し登ると・・・
槍さま~!
そして、また少し登ると、目指す燕岳。
そして、またまた少し登ると、とりあえずの目標、稜線上の燕山荘。
雪化粧した槍ヶ岳の全容が見えるまでになりました。
山小屋が見えてはいるものの、なかなか近づかないのが辛いところです。
そして、稜線上に登り切った予感。
表銀座縦走のスタート地点です。
燕山荘はとってもお洒落な山小屋でした。
燕山荘からの展望です。
まずは槍ヶ岳。
鷲羽・水晶岳などの黒部源流域オールスターズ。
すぐ隣に燕岳。
私はこの景色見たさに雪が降るのを待っていたんです。
あまりの絶景にあちこちで歓声があがっていました。
燕山荘より燕岳に向けて歩き出すと、すぐに燕岳定番の『イルカ岩』。
なんか地球外の惑星にでもいるような異様な光景です。
山頂直下の『めがね岩』。
そして、こんな所を登って行くと。
燕岳山頂、2763m。
山頂にはこれしかありません。
山頂から『北燕』方向の展望です。
燕山荘まで戻ってきて。
いつまでも、この北アルプスの絶景を見ていたいのですが・・・
下山です。
今回、合戦尾根を登ったことで、日本三大急登及び北アルプス三大急登で残すは『ブナ立て尾根』のみとなりました。
別に全急登制覇を目指している訳ではありませんが!
今後『ブナ立て尾根』を登ることはないと思います。
たぶん・・・。