八ヶ岳(赤岳~横岳)、in・県界尾根、out・杣添尾根の周回
2021年 6月20日(日)、曇りのち晴れ
前回、無念の横岳撤退から約一ケ月半。
あの時の八ヶ岳は残雪期の山ではなく積雪期の山だった。
今思い返しても撤退は正解だったように思う。
そこでっ!
前回のリベンジ。(←しつこい)
当初は美濃戸からの南八ヶ岳縦走を計画しておりました。
でも、あの美濃戸の林道だけは車で走りたくない・・・。
そこでっ!
登山口を八ヶ岳東側の県界尾根へと変更。
登るのがしんどくなる分、縦走を赤岳~横岳と縮小し杣添尾根を下山、下山後南八ヶ岳林道を歩いて登山口へと戻る周回コースとしました。
県界尾根の登山口、『防火線ノ頭登山口』までは、野辺山の八ヶ岳牧場から砂利道が2~3キロ続きます。
でも、美濃戸の林道に比べたら格段にマシ!
目の前に立派なゲートが現れました。
鳥獣除けのゲートで、勝手に開けて通過して良いらしく、事前にネットで情報は得ておりました。
片側だけ開ければ車一台余裕で通過できます。
この情報を知らなかったら、通行止めだと思い、引き返していたことでしょう。
午前5時45分、『防火線ノ頭登山口』駐車場に到着。
想像していたより広い駐車場でした。
たぶん20台以上は駐められるのではないでしょうか?
でも、誰もいない・・・。
この広い駐車場に自分の車一台のみ、貸し切り状態。
下山時はもう一台駐まっていましたが。
登山口にはトイレ有り、登山ポスト有り。
午前6時登山届をポストに入れスタート。
笹原の中の登山道を緩やかに登って行きます。
雨上がりなので、笹の葉で膝下までビショビショ。
ゲーターを持ってくればよかった・・・。
『小天狗』で清里からの登山道と合流。
ここより尾根の左側が『山梨県』、右側が『長野県』、その名の通り県の境界線を登って行きます。
『赤岳』の山容が浮かび上がります。
今度はハッキリ見えるようになりました。
急速に天候が回復して行きます。
視界が開けると『南アルプス』、そして『富士山』も見渡せるようになりました。
『大天狗』。
登山口から約2時間半。
標高2600m地点、頂上まで標高差約300m。
この斜面をトラバースするところから、県界尾根はそれまでの難易度・しんどさ共に桁違いにアップします。
それと、ここで本日初めて人に会いました。
この尾根で人と会ったのは、これが最初で最後でした。
いやぁ~、しんどい・・・。
展望荘と『横岳』。
そして、ヘロヘロになりながら3年ぶり2度目の赤岳頂上。
それにしても人がイッパイ!
県界尾根からは想像できなかった人の多さです。
正面に『阿弥陀岳』。
カメラを構えている撮影クルーは、『NHK日本百名山』の撮影隊で、近々放送されるようです。
雲海の向こうに『穂高連峰』。
赤岳の下りを落石に神経を使いながら、展望荘まで下りてきました。
『地蔵ノ頭』より『横岳』。
地蔵ノ頭を過ぎると、人が一気に減りました。
赤岳を振り返ります。
横岳へと登り返し、いくつもの峰々を越えて行きます。
『三叉峰』の分岐。
前回はここに登ってくる予定でした。
ハシゴを二つ登って『横岳』頂上。
さ~てと、杣添尾根で下山です。
杣添尾根を下ってから、登山口までの『南八ヶ岳林道』が長かったこと・・・。
林道を一時間以上歩いて、登山口の駐車場に戻ってきました。