大朝日岳(古寺鉱泉より)

2019年 7月26日、晴れ時々高曇り

7月はテン泊で「南ア」か「後立」を計画しておりましたが、悪天候のため2週連続で行けず。
そのため休みも取りづらくなってしまい、日帰りとなってしまいました。

そこで今回は朝日連峰の主峰、大朝日岳
昨年秋の鳥海山以来、東北の山です。

それにしても朝日連峰は山深いです。
真新しい東北中央道のICを降りてから、登山口の駐車場まで約1時間半もかかってしまいました。

それに途中の林道は対向車が来たらアウト!
ガードレールもないし・・・。

そんな夜が明けたばかりの山深い人気のない林道の所々に車が止まっておりました。
この人達は何しに来たのでしょうか?・・・

しばらく走っていると理由がわかりました。
渓流釣りです。

いやぁ~、こんな朝早く何時からやっているのでしょうか?
好きですねぇ~!

まぁ~、向こうに言わせれば「あなた達こそ山登りなんて物好きだねぇ~!」って言われそうですが・・・。

ってな訳で、やってきました古寺鉱泉駐車場。
この駐車場最近整備し広げたらしく、軽く100台は止められそうで、近くに立派な建物も建設中でした。

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駐車場より数分で登山口の朝陽館。
ここで登山届を提出してスタートです。

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「合体の樹」

仲が良いのか?、自分の居場所を張り合っているのか?、よく分かりません。

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登山口より1時間半ほど登り、ふと振り返ると月山。

それにしても暑っ!
お昼頃から雨って天気予報も出ていましたが、思いのほか良い天気。

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気が付くと休憩もなしに登ってきてしまいました。
「三沢清水」で最初の休憩。
ホースから「ボコボコ」と音を立てながら水が湧き出ています。

この登山道、飲み水に不自由はしません。
500mペットボトル1本だけ持ってきて、都度満タンにすれば次の給水ポイントまで十分持ちます。

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登り始めて最初のピーク、古寺山山頂。
ここで初めて大朝日岳の全容が望めました。

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そして、次のピークが「小朝日岳」。

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朝日岳は頂上経由(直進)と巻き道(右)があります。
もちろん楽できる巻き道を選択。

↓の写真はその分岐を示す案内ですが、この案内通りに右に入ると笹ヤブに突入してしまいます。
少し先を右が正解!。

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再び小朝日岳からの登山道と合流。

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この辺りからは、大朝日岳を正面に見ながらの稜線歩きとなります。

大朝日岳の「y字雪渓」。

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この辺りの登山道にはまだ「ヒメサユリ」が咲いていました。
時期的にもう終わりだそうで、東北地方南部の山岳地帯にしか自生しない絶滅危惧種だそうです。

私はお花に興味がありませんが、この花とってもキレイです。

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大朝日岳がだんだん近づいてきます。

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最終水場の「銀玉水」。
「ぎんたま」ではなく、「ぎんぎょくすい」だそうです。

「銀さ~ん、新八、神楽~」、ここの水うまいぞっ!

↑意味不明の人はネットで「銀玉」と検索してみてください。

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登山道が石畳となりました。
なぜかこの辺りから山頂までは半端じゃない数のトンボだらけ。

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登山道脇の雪渓。
たぶん数日前までは登山道も雪の上だったのでしょう。

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もうすぐ山小屋。

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「大朝日小屋」到着。

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小屋の裏手から山頂に向かいます。

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小屋からは10分程でした。
大朝日岳山頂、1870m。

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さ~て帰りますか~。
名残惜しくて、下山中何度も振り返りました。

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危険個所なし!
道迷いなし!
水の心配なし!

山深く、「雄大」という言葉がピッタリな山でした。


P.S.
大朝日岳山頂で、地元山形がご実家というSさんと知り合いました。
下山をずっとお付き合いいただき、東北の山のこと、さくらんぼ(佐藤錦のルーツ)のこと等、興味深いお話をいろいろと教えていただきました。
ありがとうございました。
またどこかの山でお会いできることを楽しみにしております。