ディープインパクトの有馬記念出走に思う

ディープインパクト有馬記念で、かなりの確率で勝つことが予想されます。

それにしても有馬記念は、何がなんでも出走し、勝たなくてはならないタイトルなのでしょうか?
関係者にしてみれば、まさか賞金などは眼中にないと思いますが、『昨年負けているので勝ちたい』、
『ファンに最後の勇姿を見せたい』等の理由が考えられます。

そのような気持ちはわかりますが、リスクを取ってまで出走させるべきなのでしょうか?
シンザンシンボリルドルフを超えた日本の名馬か?、という議論はさておき、少なくてもそれらの
過去の名馬と比較の対象になる馬であり、『現状国内に敵無し』と、誰もが認める超一流馬なのです。

万が一負けた場合、戦歴に汚点を残すだけでなく、既にシンジケートが組まれているのかどうか知り
ませんが、種牡馬としての価値も下がり、私は現状ディープインパクトの最大の使命は、『優秀な
子孫を残すこと』だと思います。

凱旋門賞でも世界中から注目された馬であり、血統的にもめずらしくキレイなアウトクロス、できれば
優秀な繁殖牝馬のいる欧米で供用してほしいものですが!

それ以上に最も怖いリスクが故障です。
この寒い時期、最悪の場合、後世に血を残せなくなる可能性さえあります。

以上のようなリスクがあることから、欧米の超一流牡馬(牝馬は別)は3歳で現役引退が主流でした。

いろいろな考え方及び、意見があると思いますが、私が仮にオーナーであったなら、今回の有馬記念
出走させません。(あと菊花賞春の天皇賞も)