木曽駒ヶ岳(千畳敷より)

無性に山に行きたくなった・・・
いろいろあって、昨年9月の白馬岳以来どこにも行ってません。

も~すぐ山は雪で閉ざされてしまいます。
って言うか、もう雪降ってるし!

行くなら今しかありません。って行けるのか?

夏山しか経験がない自分にとって、北アルプス等は論外。
しかも日帰りという条件で情報を精査し検討した結果、行先を中央アルプス木曽駒ヶ岳に決定しました。

念のため、軽アイゼンとピッケルを急遽準備し、世間で言う3連休(自分の休みはこの連休中日曜1日のみ)の最終日(11月5日)午前3時Go!

高速道路に乗ろうとした瞬間、しょっぱなから出ばなをくじかれた。

 「圏央道、事故で通行止め!」

しょうがないので、首都高経由にルートを変更。
これだと高速料金高いんですよ~!

さながらサーキット場と化した真夜中の首都高を抜け中央道へ!
お決まりの「中央フリーウェイ」を口ずさみながら、都心を後に。

その後、甲府盆地の夜景を見ながら中央道を走っていると、少し明るくなってきた。
すると、左手に鳳凰山甲斐駒ヶ岳、右手に八ヶ岳のシルエットが暗闇の中に大きく浮かび上がる。

「山に来たっー」って感じです。

予定通りに午前7時前、駒ヶ根に到着しました。
ここからバスとロープウェイを乗り継いで、登山口の千畳敷まで向かいます。

往復のチケット(3900円)を購入すると、バス乗り場は予想以上の登山者数。

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でしたがっ!
臨時便が増発されており、さほど待ち時間もなく3台目のバスに乗り込めました。

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お猿さんに見送られながら、バスとロープウェイで、一気に高度を約1800mほど楽して稼ぎます。

ロープウェイを降りると目前に千畳敷カール。

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ここ千畳敷の標高が2612mとのこと。
一気に高度を稼いできているので、ぶらぶらしながら準備体操なんかしちゃって軽く高度順応後Go!

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歩き出すと、雪の状態がとってもビミョウ。

アイゼンが使えるほど十分な積雪ではなく、岩の上などとっても滑りやすい。
山ガールがたくさん登っているので、コケたら恥ずかしいぞっ!

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登山道はつづら折りで良く整備されているので、下から見上げるほど急登感はない。

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すぐに乗越浄土。
稜線上に出て、景色が開けました。

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それにしても、良い天気ですね~!
南アルプス、そしてその向こうに富士山。

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天狗岩と言うそうです。

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中岳を登ります。
この時点では、まだ駒ヶ岳は見えていません。

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中岳頂上。

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ここで初めて駒ヶ岳が見えました。

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いったん下って、また登り返します。

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空木岳へと続く、中央アルプスの主脈。

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木曽駒ヶ岳頂上。

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駒ヶ岳頂上からの展望です。

すぐ隣に御嶽山

あれから3年。
一刻も早い行方不明者の発見を祈るとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

 「合掌」・・・

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そして、周りを見渡しても存在感が際立っている北アルプス
こちら中央アルプス南アルプスと比べても、白さがまったく異なります。

西穂・ジャンダルム・奥穂・前穂・槍ヶ岳とハッキリ。
しばらくウットリと見とれてしまいました。

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帰り際、状況しだいで宝剣岳にも登りたい思っていましたが、滑りそうなので回避。
また次の機会に!

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今回の山行、千畳敷を起点に休憩も含めてわずか3時間でした。

帰路は三連休の最終日ということで、中央道の大渋滞が予想され、おまけにトランプさん来日で中央道及び圏央道・首都高が規制されるとのこと。

 「帰れね~じゃね~かっ!」

ってな訳で、一般道も駆使して別ルートで帰ったら、往路より2時間も余計にかかってしまいました。
山登りよりも疲れた・・・