ビンタ!

先日、次男が監督から、ビンタをくらいました。(汗)

この前の日曜日、市内の少年野球チームによる、新人戦での出来事。
この大会は、その名のとおり6年生は出られず、5年生以下の新チームで戦います。
5年生の次男にとって、1年生の時この大会でデビューして以来、出場し続けている大会でありますが、
今年が最後となりました。

1年生の時は、最後に1打席のみ代打で、お情けで出してもらったのですが!
この時は豪快な三振で、ボールをキャッチャーが受けてから、おもいっきり振り遅れてバットを振ったり、
空振りしたバットとボールとの間が、30cmぐらいあったりと、今でもビデオで見ると笑えます。(笑)

親バカ話となりますが、それが今ではチームのエースとなり、しかも今回、そして来年の新チームでは、
主将としてチームを引っ張る立場となりました。
でも、エースと主将・・・、正直なところ、親としては、次男が少し可哀想に思います。

私が甘いでしょうか?・・・

そして試合ですが、1回戦を2番手投手で勝ち、2回戦で劣勢な戦いの中のある回の守備、マウンド上は
次男です。
2アウト後ランナーなし、しかも下位打線の場面。
簡単に2者連続で四球を出してしまいましたが、続く打者をなんでもない投飛に打ち取りました。

がっ、しかっーし!!!
『ポロッ・・・』(汗)

その後、上位打線に回り大量失点に!
監督の顔色が、変わっていきました。(大汗)

結局この試合に負けてしまい、試合後遠くに、腕で涙を拭う次男の姿が・・・
次男のそばに歩いて行くと、他の子供達やチーム内の父母達も、暗~く異様な雰囲気です。
チーム内の別のお父さんが、監督に次男がビンタをくらったことを、私に教えてくれました。

なんて言葉をかけようか?、悩みましたが、出た言葉は!

「お前、キャップテンだろ~、しっかりしろっ!」でした・・・。

私は、次男が野球で涙を流す姿を見たのは、この時が初めてです。
私も妻も子供に対して、手をあげたことはこれまで一度もなく、次男はこの初めての経験に傷ついたよう
ですが、それと共に、それを見ていた他の子供達も、精神的なショックは大きそうでした。

私は、こういった指導方法に関して、どちらかというと否定的ですが、100%ではありません。
ただ野球の場合、昔ながらの『スポ根』的な、意味があまりないような指導方法が、根強いことも確かで
はないでしょうか?

家に帰る途中、次男が『お腹へった!』ということなので、コンビニにたち寄ると

「すいませ~ん、肉まんと焼き鳥くださ~い!」

お昼の食事も、喉を通るような状況ではなかったのでしょうけど、少しは立ち直った様子でした・・・。