子供が父親を超えた日

今日は中学3年生の、長男の部活の話題です。

長男にとって、とうとう中学生活最後となる、テニスの大会がきてしまいました。
中総体が、先週より始まったのです。
雨で1日順延となってくれたおかげで、私の休みと重なり、先日妻と一緒に見に行くことができました。

この大会、勝ち進んで県南大会への出場権を得ないと、その場で部活は終わってしまうため、失敗は許さ
れません。
長男のペアは第2シード、2回戦からの登場です。

そして2、3回戦を難なく勝利し、準々決勝へ!
これに勝てば無条件で県南大会への出場権ゲット、もし負けた場合、代表決定戦で出場権を争わなくては
なりません。
さすがにこの辺りまでくると、対戦相手のレベルが上がってきました。
しかし危な気なく勝って、県南大会への出場権と同時に、部活の延命成功!(笑)

そして、次の準決勝にも勝って、やってきました、いよいよ決勝戦、第1シードと第2シードの戦いとな
りました。
対戦相手は、他の大会でも何度か戦ったことがあり、過去の結果からはチト分が悪いようです。
その対戦相手を見てみると!

「・・・!?」(汗)
「でっ、でかい!・・・」、1人は身長185cmぐらいあるでしょうか、これはまさしく『人の壁』です。(笑)
そしてもう1人が「うぅっ!・・・」、マッチョでした。(爆)
日焼けした太い腕、私の長男の太ももぐらいと言っても、けして大げさではありません。
あんな腕から振り下ろされる、ファーストサーブを想像するだけで『ゾッ!』とします。

そして、すでに負けてしまった学校の選手や先生達も見守る中、7セットマッチの決勝戦が始まりました。

がっ、しかっーし、とゆーかやっぱり、1セットも取れないまま、簡単に3セットを連取されてしまい、
後がなくなってしまいました。

長男は、顔・体型・性格、どれをとっても私にそっくりで、自他とも認める私のクローンです。(笑)
たぶんこの時点で『も~だめだ』と、自分なら半分諦めてしまっているはず・・・。
自分の子である長男の心境も『同じではないか』と、察することができました。

ただ、チーム内の友達や後輩、そして顧問の先生と、応援にかけつけてくれた他の先生方、声を張り上げ
応援してくれました。
そして、その甲斐あってか奇跡か、その後、逆に3セットを連取して3対3としてしまったのです。
試合は異様な雰囲気の中、ファイナルへ

私はポイントを数えていましたが、隣で妻がいろいろと話しかけてくるので、分からなくなってしまって
おり、ある時相手のフォアハンドショットが、ネットにかかりました。
その瞬間、顧問の先生が両手を挙げ、「ヨッシャッー!!!」
長男はペアを組むS君と、笑顔でハイタッチをしています。

この瞬間、勝利したことを理解したとともに、この状況での大逆転劇、私は長男に『負けた』ような気が
しました。

その後、長男になんて声をかけようか、さんざん考えたのですが・・・
答えは見つからず・・・

そして皆に祝福され、コートから出てきた時、目と目が合いました。

「お疲れっ!・・・」
一言言うと、長男は笑顔で大きくうなづきました。



*本日の練習  7kmジョグ(流し100m × 4本)
*タイム   0:39:31

*本日の走行距離   7km
*今月の走行距離 136km