捨て猫

日曜日の出来事でした。
朝、家から走りに出ると、近所の人が

「あれっ、○○ちゃん、今から走りに行くの?」
「缶拾いは?」

「えっ、今日缶拾いなのっ?、聞いてないよぉ~~~!」(汗)

朝ラン中止!
慌てて家に戻り、集合場所である近くのゴミ集積所へ行くと、皆が段ボール箱を覗いて、何やら困っ
た顔をしていました。

箱の中を見てみると!

「・・・!?」(汗)
子猫が6匹とエサが入っており、かぼそい声で「ニャーニャー」と鳴いてます。
捨て猫でした。

九州の方では『赤ちゃんポスト』が設置され、話題となっておりますが、この時代『捨て猫』ぐらい、
百歩譲って許してあげないといけないのでしょうか?

赤ちゃんポスト』の場合、賛否両論ありますが、私はここで良し悪しを記すつもりはありません。
設置した病院の院長先生も、様々な意見が出てくるのは、覚悟のうえでのことでしょう。
ただ、この取り組みに対しては敬意を表したいと思います。

余談になりますが、私の次男はある障害を持って生まれてきたため、生後3ヶ月の時、都内の病院で
手術を受けました。
その時入院した病院では、様々な障害を持った子供達が、日本全国より集まっており、よく「赤ちゃん
見せて!」と、次男の病室に遊びにきたのです。

そこで子供達をたくさん見ました。
大人であるこの私が、面と向かうだけで、ハンパじゃない精神力を必要とする子もおりました。
当時4歳だった私の長男は、その子供達を見てから数日間、病院以外でも他人の顔を見られなくなり、
ずっと下を向いたままでおりました。
幼心が傷ついたのでしょう。

「もし、この子が自分の子供だったら、育てられるだろうか?」

自問したと同時に、この時も同じ子を持つ親として、その子のお父さん及びお母さんには、敬意を表
したいと思いました。

私はこの時の経験で、人生観が少し変わったように思います。
けっして大げさでなく、キレイ事を記したつもりもありませんが・・・
捨て猫のみの話題で、記事にしようと思いましたが、長くなってしまいました。

義務と責任は避けてはならず、他人任せにしてはいけないことですが、一方的にそう言いきれない社
会であることも確かであると思います。



*本日の練習 7kmジョグ(流し100m × 4本)
*タイム   0:38:58

*本日の走行距離    7.0km
*今月の走行距離  100.8km